令和3年中小の没問(と没問の可能性がある問題)について→没問確定情報追記9/13

2021年9月13日

今年の中小の問題で、試験会場で没問(採点対象外となる無効な問題)が出ました。

第24問設問1は採点はされず、配点はこれ以外の問題を合計して100点となるよう調整されています。(過去の没問においてしばしば見られる、全員加点のパターンではありません)

中小企業等事業再構築促進事業の売上要件が、

コロナに伴って最近変更 (2020年10月以降の売上高減少の条件が 10%→5%に緩和) されたためのようです。

https://note.com/hirokawa1991/n/n3cfc2a489bcd

昨今、コロナ対応で不適切な支援業者が中小事業者の支援をすることがないよう、

企業内診断士向けに副業やプロボノの募集の声がかかるほど診断士の支援ニーズが高まっている状況です。

それを踏まえてか、制度変更が予想される論点をあえて出題するという 協会のリスクテイクを支持しようと思うので、

当アプリでは設問を削除せず改題して掲載しました。

でも合計点ずれると困るので配点はひとまずゼロ点にしています

上記以外に没問になる可能性がある問題

過去、没問指摘を行って没問にした実績のある予備校が、試験を主催する協会に申し入れをするとのことなので、続報あれば当サイトでもお伝えする予定です。対象は下記の問題です。

経済第20問(4点)

中小第22問設問1,2(2点、3点)→試験範囲外からの出題と指摘する予定とのこと

当該の予備校は特に中小の科目の講師陣が強力で、過去にもたびたび指摘した問題を全員正解にした実績があるので、特にあと9点くらいで合格するボーダーラインぎりぎりの受験生にとっては動向が気になるところです。

(2021/9/2追記)
中小第22問について、上記TAC社からの指摘に加えてLECからも指摘がありました。

https://www.lec-jp.com/shindanshi/info/soudan/pdf/opinion.pdf

2021/9/13 13:00 追記。中小第22問について、没問(全員正解)となりました。没問はまとめて発表されることが多いため、その他の問題は変更なしになると見られます。

https://www.j-smeca.jp/attach/test/r03/seikai_teisei.pdf

没問の過去の配点扱いについて

没問のパターンにより、配点の扱いが変わります。

過去の没問の例:平成24年

(1)複数正解になるパターン

令和3年経済第20問は、現在、公式で正解としているウだけでなく、エも正解になる可能性があります。

「Cは、700円は埋没コストで意思決定には関係しない。消費者余剰が最大となるよう行動するので、6回ではなく10回乗るという解釈も可能」という指摘を、予備校から協会に申告するようです。

解いてみましょう!

(2)全員正解になるパターン

中小の令和3年第22問設問1,2没問候補(設問1,2。合計5点)は、試験実施時の制度実態と異なるという没問パターンのため、全員正解になる可能性があります

解いてみましょう!

(3)採点の対象外になるパターン

中小の令和3年第24問設問1は、試験開始前に没問が確定していたため、採点の対象外になっています。

解いてみましょう!


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